三河郷友会について

公益財団法人三河郷友会についてご紹介するコーナーです。
三河郷友会は平成26年11月女子学生会館を新設し、次の100年を見据えて再出発いたしました。

理事長挨拶

平成28年5月15日、公益財団法人三河郷友会評議員会並びに理事会におきまして、後藤彰彦氏の後任として理事長に選任されました中村民雄(昭和44年入館)と申します。
三河郷友会の育英事業は、明治33年(1900)12月、本郷区森川町(東大赤門前)に7名の舎生を受け入れた時から始まり、明治41年(1908)10月、小石川区大塚窪町(現在地:文京区小石川五丁目)に移転し、寄宿舎が引き継がれました。大正11年(1922)5月、財団法人として認可され、平成24年4月には公益財団法人へ移行しました。

この間、育英事業の目的は大きく三度変わりましたが、三河郷友会という名称は一貫して変わりません。戦前の「寄宿舎」は三河という地域の期待を一身に背負って上京してきた若者を受け入れる拠点、まさに「郷友会」として機能しました。尾張に比べて小藩分立していた三河が、藩の垣根を越えて一つにまとまるきっかけをつくりました。戦後は、高等教育への進学が急増し、第一次・第二次ベビーブームの受け皿として学生寮を提供するという機能に変化しました。そして、2010年頃から顕著となる人口減少の中で、新たな男女共同参画社会を構築するため現在の「学生会館」へと脱皮してきました。時代の波にのまれ存立が危ぶまれた時でも、OBが中心となって各方面から寄付金を集め、その都度乗り切ってきました。

したがって、これからも三河郷友会にこだわり、先人が築いてきた「independence&cooperation(自立と協同)」の理念を長く維持していきたいと思っています。三代前の亀嶋謙理事長が男女共同参画の学生寮構想を打ち立て、後藤彰彦・前理事長が現在の女子学生会館を竣工させました。この前任者の敷いた路線を受け継ぎ、古くなった男子寮の建て替え、文字どおり男子学生会館を建築するまで頑張りたいと思っています。

ひとり一人の力は小さいかもしれませんが、OB・OGが力を合わせることで目的である男女共同参画の学生会館がつくられていくものと思っています。そのためにも、今後ともご支援よろしくお願いします。

公益財団法人 三河郷友会学生会館
理事長 中村 民雄


館長挨拶

当三河郷友会学生会館は、女子の受入を開始し「学生寮」から「学生会館」へと名称変更して新たなスタートをきってから3年目を迎えました。平成29年4月1日現在、86名(男子49名、女子37名)の大学生が在籍しております。
昨今、寮生活を経験してきた学生は「協調性がある」「コミュニケーション能力が高い」などの面で評価される傾向にあると聞き及んでいます。まさに、わが三河郷友会学生会館は長い歴史と伝統に培われた集団生活を通して、「協調性」を育み、「幅広い人間関係」の構築に努め、互いに切磋琢磨することによって「コミュニケーション能力」の向上が図られるという理想の場であります。

当館では在館学生が男女それぞれに学生自治会を組織し、自分たちの生活に関わる多くの事柄について、自分たちで管理・運営しております。女子館は自治会が組織されてからまだ2年です。この2年、女子館生は生活上のルールづくりに多くの時間と労力を費やしてきました。また、男子館生も女子と共同生活を送るにあたって見なおすべき点について議論し、組織づくりに悩む女子館生の相談にものってきました。この過程においては当然意見のぶつかり合い等もありましたが、その中で既に述べたような「協調性」や「コミュニケーション能力」といった社会に出てからも必要な力を身につけて来たことと思います。

これからも集団生活を送る中では、大小様々な問題にぶつかることもあるでしょう。しかし、それらに向き合い乗り越えることで、数年後には二十一世紀を担う有用な人財としてこの三河郷友会学生会館を巣立つことになると信じています。

公益財団法人 三河郷友会学生会館
館長 酒井 崇之