こんにちは。理事長の中村です。
7月に入って新型コロナはBA・5に置き換わり、連日のように過去最高を記録しています。
当会館も世の動向に歩調を合わせ毎週のようにホテル療養者が出ています。
いつピークアウトするのか注視しながら彼らの経過観察をしています。
さて、そんな対応に追われている中、立命館大学文学部・石井眞美子氏から:「參河郷友會雜誌」文苑欄掲載漢詩文題目一覽と題する論文(『學林』第74号、立命館大學中國藝文研究會)が贈られて来ました。
石井氏が見られた『參河郷友會雜誌』は第1号(明治21年12月)から第68号(明治27年7月)まで発行され、東大の明治新聞雑誌文庫に所蔵されています。
そういえば数年前、愛知県の古本屋さんから60冊くらいまとまって売りに出されていたのを思い出しました(もしかして購入されたのかな?)。
雑誌発行時(明治20年代)の三河郷友会は現在の岡崎高校(岡崎市)と時習館高校(豊橋市)創設の母体となったものですが、途中からどちらが先かで主導権争いをはじめ、活動は一時休止状態となってしまいました。
また、石井氏が論文中に掲載してくださった「三河郷友會員之章」バッヂは、明治31年東京に寄宿舎を設立することを目的に再開された三河郷友会のものです(当館発行の『会報』65号、2021,10)。
この再開された三河郷友会が当館に受け継がれ、122年になります。
なお、漢詩はわからないしパソコンで旧字体が拾えず苦労しました。
三河郷友会に関わる論文なので広く紹介させていただきます。