三河の友
COLUMN & TOPICS
事務局 酒井 | 2016.12.05

三河寮における楽しみ~男子寮2016~


はじめまして。三河郷友会男子学生会館一年の鈴木崇哲と申します。
例年のように先輩からバトンタッチされてくるこのコラムも、はや両手に収まらないほどの数になってきました。
……となると当然気になることは、「以前の記事と内容がかぶったりしないだろうか」ということになるのですが、そこは時代の流れ。
住人が入れ替わって寮全体の雰囲気が変わったり、女子寮ができて「男のオアシス」が崩壊したりと、いろいろなことが起きています。
そこでこの際、過去の記事の存在は気にせず、思ったままを綴っていきたいと思います。
もちろん、先輩方の記事を読みながら「あの先輩にもこんな時代があったのか…」と微笑ましく思っていたことは秘密にしておきましょう。(将来的には僕も、後輩の寮生からそんなことを思われるのでしょうか)

寮での生活の概要は壼井くんの「懐石料理・三河寮」に譲るとして(というか同じことを書いても意味がない)、ここでは寮ならではの楽しみにフォーカスしようと思います。
三河寮では、春には新歓コンパを、夏と秋にはそれぞれ寮祭を、12月にはクリスマスパーティーを開催して寮生の親睦を深めています。
卓球や人生ゲーム、カラオケやUNO、さらにはBBQなどのみんなで楽しめるイベントだけではなく、チャドランカや人狼、熟議(院生とともに学術的な話題を扱う)などの凝ったものまで様々に、寮生各位が自由に企画して楽しんでいます。
また、寮祭の前夜祭では、学年芸や有志芸を通じて、他の寮生の普段は見られないような顔を見ることもできます。
各々が自由に楽しめる、それが三河寮ならではのスタイルです。
時には近隣にある他の寮との交流もあり、イベントは尽きることはありません(一部のイベントを除き自由参加ですので、楽しみたいときだけ楽しむことももちろん可能です)。

このような特別なシーンに限らずとも、何気ない日常に楽しみが隠れていたりもします。
例えばお風呂場。
毎夜のように違う寮生に会い、毎夜のように違う話題で盛り上がり、毎夜のように寮生の交流の場となっています。
学年も違う、趣味も違う、専門分野も違う、まさに自分が知らない世界に生きている寮生の、ふとした一言はときに目がさめるような驚きをともないます。
他にも、夕食時の食堂で雑談したり、廊下ですれ違ったついでにどこかに食事へ行ったりなど、三河寮での生活は、言われてみれば気がつくような楽しさにも溢れています。

部屋に帰ればいつも誰かが近くにいることの安心感。
互いの部屋を訪ねあって親交を深めたり、もしも一人でいたくなった時にも放っておいてもらえたり、かと思えば頃合いを見計らって遊びに連れ出されたり。
寮生一人ひとりの心の余裕が、日々の生活に「刺激的な」楽しみを生んでいる。
それがここ、三河寮です。

東京大学 1年 鈴木崇哲 (時習館高校出身)

 
   先日(12月4日)開催された『寮祭BBQ』の様子(三河郷友会学生会館中庭?にて)