はじめまして!私は明治大学1年の中島知乃と申します。
唐突ですが、春からの東京の生活について、皆さんはどう考えていらっしゃるでしょうか?
胸が弾むくらいワクワクしている方もいれば、不安に押しつぶされ夜も眠れない方もいらっしゃるかもしれませんね。
私はどちらかといえば後者の立場でした。
あこがれの東京でやっと生活できる喜びと裏腹に、一人で生活していけるのだろうか、気の置けない友人は出来るのであろうか、東京の流れについて行けるのであろうか…想像の出来ない今後の生活に期待よりも不安が勝り、真っ暗な森の中で彷徨う旅人のような気持ちでした。
そんな私でも、今ではストレスを感じることなく東京での生活を満喫しています。
充実した生活を遅れている理由を考えてみると、やはり三河寮の存在は大きいなと感じます。
美味しいご飯が食べられる、立地条件が素晴らしい、門限がない、他寮と比べて圧倒的に自由…三河寮の良いところあげればきりがありませんが、長々と話すとただの自慢となってしまうので、一番の三河寮の魅力をあげるとすると…
“すぐ近くに話せる誰かがいる”
ことです。
そんなこと!?って思うかもしれませんが、案外私には大事なことだなって半年以上生活して感じました。
想像してみてください。上手くいかないことがあった時、今までは家族にすぐに話すことが出来ました。
しかし、上京した途端、あなたは一人です。
もし、一人暮らしなら困ったことがあってもすぐに駆けつけてくれる人はいません。
しかし、寮に住めば必ず誰かはいます。
困ったとき叫んだら誰かは必ず駆けつけてくれます。
それなら大学の寮に住めば良いじゃん、って思う方もいらっしゃると思いますが、やはり大学の寮と三河寮は大きく違います。
人にもよると思いますが、どうしても標準語と三河弁は違います。
言葉の違いは面白いとは思いますが、自分の言葉が伝わらずなんだか距離を感じてしまうことも多々あります。
しかし、三河寮では何も気にせずに話せます。
「行って来りん。」って言われたときなぜか安堵感を覚えたことは忘れられません。
また、大学の友達には話しにくいことだってあるでしょう。
そんなとき、他大の友達がいるととても助かります。
考え方の幅も広がります。
長々と話してしまいましたが、結局何が言いたいかっていうと三河寮は“寮”というより“ホーム”です。
東京というソトの世界で唯一故郷というウチの世界を感じられる場所。
私たち寮生は新たに増える新入生との生活を楽しみにしてます。
三河寮を東京のホームにしてみてはいかがでしょうか?
明治大学文学部文芸メディア専攻 1年 中島知乃(刈谷高校出身)
10月22日に開催された「寮祭“鍋”」より